犬の食物アレルギー

今まで食べてきたもの(主食、おやつ、ご褒美、その他、口に入るもの全て)を構成している動物性たんぱく質および植物性たんぱく質が原因となる。

症状

耳、目の周り、口の周り、顎、脇の下、足の付け根、手足の先、背中の後の方が痒くなる。
耳だれが出ることもある。
痒くて、かいたり、舐めたり、体を何かにこすりつけたりする。
特別な原因が無いのに、ときどき便がゆるくなる。
一日の排便回数が多い(3回以上)

特徴

非常に若い時から始まることがある(生後3か月くらいからでも始まる)。
年とってからでも始まることがある(10歳すぎて初めて痒くなることもある)。
一年中どこかか痒い。
かゆみ止めを飲めば、あるいは注射すればある程度はよくなるが、すぐぶりかえす。
フードを変えて一時は痒みが治まった。そのフードを今も食べさせているが痒くなってきた。

診断と治療

① 他の痒い皮膚炎になる原因が無いことを確認しておくこと。

② いま食べているものの構成源材料(フードが入っている袋に記載されている)を調べ、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を確認し、それらが入っていない食品を選んで与える。
急に食べ物を変えるとお腹の調子が悪くなることもあるので、新しいものを半分くらい混ぜて始める。
以前のフードが無くなったら、新しいフードだけにする。
これで痒くなくなったら、以前のフードに入っていたたんぱく質が原因だったと判明する。

③ どんなたんぱく質にアレルギーがあるのか血液検査(リンパ球反応検査)で調べる。
結果は数値ででてくるので、分かり易い。
次のフードを選ぶのにはっきりとした基準があるので、安心できる。
また、最近は、いままで食べていなかったものにも、アレルギー反応がみられたり、一度フードを変えても痒みが消えない時もあるので検査をした方が早く正しいフードを選ぶことができる。(当院のお勧めの検査)

④ 究極のドッグフードを与える
最近では、原材料にたんぱく質を使わず、たんぱく質の構造をいくつにも切った分子量の小さいポリペプチドを原材料として使用して作ったフードがある。
それを与えることが出来る。
小さい分子量のものに対し体はアレルギー反応を起こせないので、食物アレルギーがおさまる。
一時的にかゆみ止め(副腎皮質ホルモン)を併用する。

血液検査料

イヌ特異的IgE血液検査料         :14700円
リンパ球反応検査 主要食物アレルゲン検査料 :18900円
リンパ球反応検査 除去食アレルゲン検査料  :18900円
アトピーと食物アレルギーは、痒い場所から判断すると区別しにくいこともあります。
両方が重なって症状がでていることもあります。
『かゆみ止めが効かなくなってきたらどうしよう』
『かゆみ止めの他に治療方法はないのかしら』
『フードは、どのように選んだらいいのか』
『夜も寝られないこの痒みはどうにもならないのかしら』
『アレルギーってなんだろう』
など、お困りの方は、どうぞ、当院にご相談ください。
アレルギーとは、一生のお付き合いです。
あなたとあなたの最愛のどうぶつのために、ご一緒により良い方法を見つけていきましょう。